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サスティナとヒリックスウルトラの比較

(旧ブログからの改変転載です。)

2016年5月12日sustinavshelix

 エネオスのサスティナ(SUSTINA)も気になるのでヒリックス(HELIX)ウルトラと比較してみました。
 エネオスのベースオイル、WBASE、の正体らしきものについては別記事に記載します。
 この2つが気になる大きな理由として、ベースオイルの優秀さがあります。エンジンオイルはベースオイルに各種添加剤を混和することで性能を出していますが、添加剤は徐々に劣化しその機能を失っていきます。なのでベースオイルが優秀な方が性能の劣化が抑えられるのではなかろうか、という考えです。
サスティナは日本で販売されているヒリックスウルトラと同じ、5W-40のデータで比較してみます。
※手持ちのデータシートと各サイトに記載されている数値に僅かなズレがあることがあります。
※諸外国では様々な粘度のヒリックスウルトラが販売されています。5W-40しかないのは日本だけです。

項目:ヒリックスウルトラ vs サスティナ
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ベースオイル:XHVI  WBASE
ベースオイルの粘度指数:>140 >140
API:SM SN
ACEA:A3/B4 C3,A3/B4
40℃動粘度: 83.2 75.3
100℃動粘度:14.6 13.3
粘度指数:183 180
基油:65~70% 70~80%
添加剤:30~35% <30%
鉱油:20~30% 80~90%
その他:サスティナは独自のZPを使用
(ヒリックスウルトラは恐らくZnDTP他)
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ヒリックスのデータではXHVIを鉱油ではない扱い、サスティナのデータではWBASEを鉱油の扱い、と考えられます。
ヒリックスの古いデータでは「合成油65~70%」となっているので、上記データ内の「基油」がXHVIに相当すると見て良さそうです。
サスティナのデータでは「鉱油80~90%」にWBASEが含まれ、「基油」がWBASEに相当すると見てよさそうです。
※「鉱油」には添加剤に由来する鉱油も計上されています。

サスティナの方が少し柔らかめのようです。
大差はありませんが、サスティナの方が ベースオイル多め=添加剤少なめ で性能を出してきています。
さらに、ZnDTPではなく非硫黄系(※加筆あり)のZPを使用しているので、このような事(http://www.noe.jx-group.co.jp/carlife/product/oil/sustina/motoroil/images/technology_il02.gif)を避けられるメリットがあります。
ただし、オイルに最初から入っていたり後入れ添加剤にもしばしば含まれる有機モリブデン(MoDTC)はZnDTPの存在で有効となりますが、サスティナにはZnDTPが含まれていないとすると、後入れ添加剤の使用は慎重になった方が良さそうです。サスティナにも有機モリブデンは含まれていると思いますが、通常とは違う作用機序に思えます。
ヒリックスウルトラは国内では5W-40しか手に入りらない一方、サスティナは0W-50、0W-20、5W-20、5W-30、5W-40と一通り揃っています。

アレ、なんかサスティナの方が面白そうになってまいりました。

※非硫黄系のZP、と記載しましたが、硫黄を全く含まないZPのみの場合、酸化防止剤としてはZnDTPに匹敵するものの摩耗性は到底及ばず、硫黄を1個含むZPなどと併用しないといけないようです。広告の隅っこに記載してある1文はそういうことのようです。






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