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ピクテiTrustバイオのマザーファンドについて調査

iTrustバイオ
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委託会社:ピクテ投信投資顧問(株)
コード:42312162
タイプ:アクティブ/ヘッジなし
投資対象:世界のバイオ医薬品関連企業の株式
買付手数料:なし
信託報酬:年1.4364%
留保:なし
決算:年1回
償還:無期限
マザーファンド:ピクテ・バイオ医薬品マザーファンド
マザーファンドのベンチマーク:設定していない
同一マザーファンドの別ファンド運用報告書にて示されている参考指数:ナスダック・バイオテック指数
マザーファンドの詳細:日本国居住者には開示していない
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良い点
・個人的に医薬品、医療機器、バイオ株が好き。
・無期限
まあまあ良い点
・アクティブファンドにしては手数料が小安い。
悪い点
・アクティブファンドである。
気になる点
・ピクテはテクニカルだけを根拠としたコラムを誇らしげに掲載している事がある。
・公式サイトのiTrustシリーズの作りが凝りすぎている。→無駄なコストを掛けている。
妥協点
・選べるならばインデックス連動型が良い。



2016年5月5日itrustbio01

公式サイトのデータによれば指数に勝ちまくりな素晴らしいパフォーマンス。


2016年5月5日itrustbio02

ムゥ??
「参考指数:MSCI世界株価指数(ネット配当込)」
これは「バイオ・医薬品」ではなく総合指数ですが。



2016年5月5日itrustbio03

ムゥ、、、
例えるならば、新興国一国が投資対象のファンドと、全世界株式指数の値動きを比較しているようなものかと。

・運用の巧みさをアピールしたい場合→ファンドの成績と、同じセクターのベンチマーク又は参考指数を比較すべき。
・セクターの魅力をアピールしたい場合→当該セクターの指数と総合指数を比較すべき。
と思いますが、改めて案内ページのトップの方を見てみると、
「1.世界株式インデックスを上回る収益を目指す」
いきなり明記してありました。

つまり、マザーファンドの参考指数として「ナスダック・バイオテック指数」を用いているが、その指数自体はどうでもよく、MSCI世界株価指数をアウトパフォームする事が目的、ということです。
当該マザーファンドはナスダックに限定せず世界の株式が投資対象なので、ピタリ当てはまる指数が存在しない、という事情はあるかもしれません。
本当の理由は、ナスダック・バイオテック指数に慢性的に負けているから。ではないかと思いますが。



2016年5月5日pictetbio04

2016年5月5日pictetbio05

2016年5月5日pictetbio06

似たような投資対象のファンド番付表です。
上から、10年、5年、1年の成績です。
ピクテ・バイオ医薬品マザーファンドは順に、18位/22ファンド、22位/28ファンド、25位/40ファンド、と優秀とは言い難い成績です。



2016年5月5日pictetbio07

10年での全ファンド/リスク・リターン状況です。
緑◯がピクテ・バイオ医薬品マザーファンドです。
成績が悪くてもその分リスクを抑えた運用であれば問題ないのですが、そうでは無いようです。


【まとめ】
・ピクテ・バイオ医薬品マザーファンド=iTrustバイオは当該セクターに投資するファンドとして成績は悪い
・ただし、当該セクター自体の値動きは株式全体と比して有利な状況なので、ピクテ・バイオ医薬品マザーファンドもその恩恵を受けている。
・当該セクターを投資対象とするファンドは、国内では他に2ファンドあるがいずれも信託報酬が問題外に高く、本ファンドがだいぶまともな手数料
・本ファンドは、ナスダック・バイオテック指数に対して慢性的に負けているので、ある程度の金額を投下するのであれば、手数料の問題に留意しつつ米国籍の「iシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETF」を購入すべきである。

国内商品でこのセクターに投資したい場合は、手数料の関係で事実上本ファンド一択の状態です。運用成績は良くないものの、当該セクターの将来性に惹かれる方は購入する価値はあるかと存じます。ただし、ナスダック・バイオテック指数、iシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETF、には負け続けるであろう事は頭の片隅に置いておきましょう。






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