記事一覧

スポンジ付痒み止め塗り薬はこだわって選びましょう


スポンジ付痒み止め塗り薬、とは有名ドコロで申しますと、ウナコーワ、ムヒ、のような塗り塗りするスポンジ付きのお手軽なあれらを意味します。

2016年7月27日kayumi01



【実は成分が色々】
興和株式会社の回し者ではありませんが、解説し易いのでウナコーワシリーズでご説明します。
ラインナップ(お手軽に塗れるタイプの4つだけ抜粋)と含有成分

・新ウナコーワクール
ジフェンヒドラミン=ヒスタミンブロッカー・痒み止め
リドカイン=表面麻酔
メントール=スースー感
カンフル=スースー感

・ウナコーワクールパンチ
ジフェンヒドラミン=ヒスタミンブロッカー・痒み止め
リドカイン=表面麻酔
メントール=スースー感
カンフル=スースー感

・ウナコーワエースL
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル=ステロイド
ジフェンヒドラミン=ヒスタミンブロッカー・痒み止め
リドカイン=表面麻酔

・ウナコーワα
デキサメタゾン酢酸エステル=ステロイド
ジフェンヒドラミン=ヒスタミンブロッカー・痒み止め
リドカイン=表面麻酔
メントール=スースー感
カンフル=スースー感

上2つと下2つの大きな違いは、ステロイドが入っていない/ステロイドが入っている、という点です。



【ステロイドは怖い薬ではない】
ステロイドというと何か怖い成分、と思っておられる方が多いようですが、特に塗り薬では極端な使い方をしなければ怖い薬ではありません
私が知っているステロイドの副作用でマズイことになった事例として、
・毎日6ヶ月近くステロイドの軟膏を顔にビッチリ塗り続けた。その結果皮膚が薄くなり毛細血管が浮き出て見えるようになってしまった。
というものです。普通はこんなことしませんよね?
神経に溜まる(?)のような俗説も聞いた事がありますが、そんなことはありません。むしろそんな事ができるのであれば、それを利用した新薬の開発競争になっちゃいます。



【プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)について】
体内に吸収後に比較的すみやかに分解されるので、「安全と言われています」が、ブログ主はケースバイケースと考えています。
このタイプは塗布した部分での効果はあまり強くないのです。その結果、例えば皮膚炎を治す場合は塗る期間が伸びてしまう可能性があります。
今回取り上げたタイプの薬は、全身の広範囲に塗るようなものではありません。この場合、体内への吸収量は僅かですので、体内に吸収後の事はそもそも考慮する必要がない可能性が高いのです。
全身の広範囲にビッチリ塗る場合には、PVAの特性が明らかにメリットになります。



【メーカーがPVAを強く推す理由】
商売としての販売戦略であると推測します。
それを裏付けるものとして、PVA入りのものは金色や銀色があしらわれたような派手なパッケージです。
体内に吸収後は比較的速やかに分解される、という事は事実であり、これだけ聞けば良いものだと思ってしまうと思います。
しかし、上述のとおり、効きは弱めになるのでトータルで考えるとPVAにメリットがあるかどうかは一概には結論を出せません。



【ステロイド入りの痒み止め、ステロイド無しの痒み止めのどちらを選ぶかの判断】
・特に皮膚の持病は無いが蚊に刺された時だけ使う→ステロイド無しで充分。
・幼い子供は舐めてしまう可能性を考えてステロイド無しが良い。ただし、舐めると強い苦味があるので嫌がって舐めないようであればステロイド入りでも問題なし(ブログ主が舐めてみたのは下で推奨している「ラクピオンEXローション」です。説明書の用法を優先して使用しましょう)。
・アトピー体質などで、虫刺されに限らず膝の裏などの痒いところに使う場合は、ステロイド入りが便利。
という具合です。
アトピー体質で使う場合、痒いところ=皮膚炎のところ、なわけですから、この手の痒み止めにステロイドが入っているということは、皮膚炎のところにステロイドを塗ることになります。これは実に合理的です。



【スポンジを長持ちさせるコツ】
しばしばスポンジがボロボロになってしまっているのを見かけます。
これは「強くこするように塗っている」事によります。
上手な塗り方は、塗りたいところの所々にポンポンと押し付けた後にかる〜く塗り伸ばす。です。
これにより、薬液がなくなるまでスポンジは持ちます。



【もろこしヘッドはダメ】
塗るスポンジのところにブラシが付いていて、それで擦る事により心地よいというもののようですが、ダメです。
例えば皮膚炎で痒い場合、肥満細胞という細胞からヒスタミンが出てきますが、掻いたり刺激するとヒスタミンの放出量が増大し、さらに痒くなります。
掻くとひどくなるから我慢、というのはこれの事なのです。
もろこしヘッドは刹那的な快楽を求め、ブラシの刺激で本質的にはさらに痒くなり、さらにもろこしヘッドを使いたくなるよろしくない製品と判断します。



【推奨品】
この用途ではPVAを評価しない私が選んだベスト商品をご案内します。
ベストな理由は「含有するステロイド量と価格を計算して最も割安だった」というケチなソロバンを弾いた結果によります。
※濃度は大抵同じなので、つまりは価格比で量が多いという事になります。

ラクピオンEXローション 80mL ラクール薬品販売株式会社
こちらがベストコストパフォーマンスでした。
含有するステロイドはデキサメタゾン酢酸エステル(ステロイドの中でちょい強め)となります。
なお、アマゾンで販売されている同社のPVA入りの上位品、ラクピオンEXローションα 50mLの含有成分にも、下に貼ったキャプチャ画像にように「デキサメタゾン酢酸エステル」と記載がありますが、この成分表は間違っています(2016年7月27日現在)。α50mlに含まれているのは「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」です。
この薬事法に引っかかりそうな文責はアマゾンでしょうか。

追記:2016年8月上旬に正しく訂正されていました。まさかこんな個人のらくがきブログをチェックしたとも思えませんが、さすがアマゾン、「本社はアメリカにあって日本にあるのはただの物流倉庫だから物販などの販売に伴う法人税は日本国政府には1円足りとも払わねえ。140億円の課税?しらねえよ。」という法人だけあって、叩かれる要素は迅速に排除です。
本品がアマゾンで販売開始時点から掲載を続けていたので、薬事法違反を犯していた期間は結構長いです。
仮にその間にそれが原因となる事故が発生し訴訟となった場合、文責がどこにあるのか、つまり販売していた主体は誰なのか、が法廷にて判断されることになります。
アマゾンの「おれらは単なる物流倉庫〜」というのは世界各国の税務当局が怒り心頭なことからも、社会通念上はアマゾンが販売主体という見方が強いです。日本の司法が「アマゾンが販売主体だった」と判断してしまうと、それは自動的に納税の義務もあったのに拒否っていたという事になるので、アマゾンは迅速に対処しているのだろうと考えます。




2016年7月27日kayumi02




Amazonでさがす。
楽天市場でさがす。
Yahoo!ショッピングでさがす。
サウンドハウスでさがす。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

uskd

Author:uskd
こんにちは。理系の技術屋です。
記事のお題がバラバラですので、右下のカテゴリを使って下さいませ。
左上の記事一覧をクリックすると時系列で一覧表示になります。
楽器と電子部品はどちらにするか迷ったものもいくつか御座います。
※一部の記事がグーグル上では存在しないことにされております(ツボを突いたものと認識)。

最新記事