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ブログ主がコモンズ30ファンドから撤退した理由


標記のとおりのネタです。
はっきりと覚えておりませんが、私が撤退したのは東日本大震災の翌年頃です。


【コモンズ30ファンドとは】
http://www.commons30.jp
「ゆっくりしっかり育てる長期ファンド」
「30年は一世代の象徴、企業の本質的な価値は年代を超える長期的な目線で見えてくる」
「30社程度に集中投資」
等を謳っています。


【売買法に疑問】
コモンズ30ファンド第1期運用報告書
http://www.commons30.jp/fund30/pdf/pdf-id-1.pdf
決算日:2010年1月18日
TOPIXを大幅に上回る成績です。
この時から組み入れられていた銘柄に、日本製鋼所5631.Tがあります。
日本製鋼所は原子炉の製造において世界でオンリーワン企業ですので、CO2問題が騒がれる中、また世界的に原発の増設が進む中非常に有望な企業です。

コモンズ30ファンド第2期運用報告書
http://www.commons30.jp/fund30/pdf/pdf-id-2.pdf
決算日:2011年1月18日
まだ組み入れられています。

※2011年3月 東日本大震災発生

コモンズ30ファンド第3期運用報告書
http://www.commons30.jp/fund30/pdf/pdf-id-3.pdf
決算日:2012年1月18日
日本製鋼所5631.Tはこの期中に平均単価524円で全て売却されています。



2016年7月16日comd30_01

重大な原発事故が発生したせいか、原発関連企業の日本製鋼所5631.Tを全て売り付けてしまっています。
その後現在まで株価が横ばいなので、問題は無いという見方もあるかもしれません。しかしそれはあくまでも現時点での結果論です。まだたったの4年しか経過していません。
日本における原発事故の直接的原因は、アメリカの耐ハリケーン仕様で主・副発電機が地下にあったこと、津波対策を疎かにしたこと、などが主要因であり、原発増設の流れは相変わらず世界で続いています。取って代わることができるような技術もありません。
日本製鋼所5631.Tは原子炉製造における世界オンリーワン企業です。その技術はマニュアルがあれば真似できるというものではなく、簡単に模倣もできません。
30年のスパンでじっくりと、というテーマであれば、日本製鋼所5631.Tはまさに時代に沿った優良企業だと考えます。
ですので、ここで全て売り付けてしまった。という売買行動が私の第一の不満です。
これでは動揺して後先考えず売買してしまう素人と変わりません。

また、売買回転率が高い、ということもしばしば指摘されています。
ひょこひょこと銘柄を入れ替えてしまうわけです。30年の視点で選択したはずの銘柄なのに回転率が高いというのも妙な話です。
よほどの大規模ファンドであれば、銘柄を固定してしまうと先回り買いされる危険性が出てきますが(例:BPN)本ファンドの規模であればそこは気にする必要もないでしょう。


【強制的に寄付金を徴収される】
本ファンドには「コモンズSEEDCap」という制度にて、起業家に寄付しています。
その原資は「『コモンズ30ファンド』の直販などから生じる弊社の収入である信託報酬の1%相当を寄付します。」となっており、自らの収入から出しているとの説明がありますが、それは詭弁に見えます。寄付に回せる=本来必要がない収入なのであれば、それは受益者に還元すべきです。
寄付そのものについては、賛同者だけが出資できるよう選択制にすべきです。皆が皆起業家に寄付する余裕があるわけではありませんし、寄付する対象を選べない点も問題です。


【未成年用のこどもトラスト】
「お子様自身も経済や金融の知識を育てることができます。」とありますが、
未成年、まだ人生の先が長いのであれば、世界経済の動きにタイトに連動するインデックスファンドを選択すべきです。また、保有期間の長さを考えると、手数料の観点からも、本ファンドを選んでいる時点で失敗としか思えません。
「親子でお金や社会について学べる!コモンズ投信 こどもトラストセミナー」というものがあるようですが、親子で同じアクティブファンドを購入してはだめでしょう。リスク分散の概念が欠けています(ただし、アクティブファンドを分散していくとインデックスファンドに近づく、という落とし穴はあります。)。
ある時期から「こども用」が各社で始まりました。これはこどもの為、と謳いつつも単に子供をだしに親からカネを出させようという戦略としか思えません(ただし、低コストインデックスファンドを用意している場合は別)。


【「草食投資隊」に変なのが混ざっているかもしれない】
これは直接コモンズ30ファンドとは関係ありませんが、つるむ相手もちゃんと選べないようではだめでしょう。
ここでは詳細は割愛しますが、
「藤野英人 光通信」で検索してみると少し分かります。
また、私は以前「F」さんがファンドマネージャーであった投信をマネックス・ショック(ライブドアショック)から1年ほど前に購入しておりました。
7割ほどがロング3割ほどショート、という手法だったと思います。反対票(ショート)を投じる権利もある。という意見に、なるほどな、、と納得しました。
このファンド、「地味で地道な」が合言葉で、至る所にこの言葉が使われ、「F」さんの企業訪問の記事と共にどこかの酪農家のウシの画像が掲載されていたりしていました。
当時、連日のように右肩上がりの日本株でしたので、どのファンドもマネックスショックまで順調に基準価額は上昇していました。はっきり覚えておりますが、運命のマネックスショックの日、午前中はいつもの用にモリモリとNK平均が上昇、昼休みを挟み急降下を始めます。これはマネックス証券がライブドア、ライブドアの子会社の信用担保能力評価をゼロ査定にすると場中に突然発表した事をきっかけとします。
という具合に相場は大混乱の様相を呈していくのですが、当時、目論見書をきちんと見る、という常識を身に着けていなかった私はこの時初めて、「F」さんのファンドの組入上位にライブドアや楽天市場などが連なっている事に気づきました。
素朴な画像まで使って「地味で地道」を強調していたファンドなわけですが、ライブドアや楽天市場が地味な会社でしょうか(地道かどうかはなんとも言えないので省きます)。少なくとも地味な会社ではありませんね。ここで初めて「F」さんの反則的行為に気付いた次第です。
なお、当該ファンドは即座に買取請求、結果的に結構な利益となりました。
全ての業種で同じく「信用」というものは非常に大事です。その点「F」さんについて私は信用ゼロであり、その人とつるんで活動をしているような人も信用できません。


【まとめ】
アクティブファンドでやむを得ず購入するものは、
・そのセクターのインデックスファンドが存在しない
・そのセクターの有望性は下手くそなファンドマネージャーが運用してもカバーできる程高い
という場合に限っています。



【その他】
この運用会社の会長である渋澤健氏による「シブサワ・レター」は面白いので、完全に渋澤会長の意思だけのファンド、銘柄数など縛りなし、であれば良い意味で面白い結果を出す気がします。



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こんにちは。理系の技術屋です。
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