記事一覧

邪魔にならない犬の鑑札装着法


何かと粗末に扱われがちな鑑札、狂犬病予防注射済票ですが、非常に大事なものです。
飼い犬には必ず装着しましょう。

GPS機器を付ける方もおられるようですがその場合、鑑札と狂犬病予防注射済票と併せて付けましょう。法的な重みが全く異なります。
得意分野が異なると捉えましょう。

大事な点
・法令で装着することが義務付けられている。
・万が一の逸走時に犬の身元がすぐに判明する。
気持ち的には「逸走時に〜〜」を先にしたいところですが、遵法性も大事ですのでまずは法的な面から。



【法的な義務】
該当する法令:狂犬病予防法、(各自治体における関連条例)
------------------------------------------------------------------------
登録について
第四条第三項「犬の所有者は、前項の鑑札をその犬に着けておかなければならない。」
------------------------------------------------------------------------
これは鑑札の装着は義務ですよ。というものですね。


------------------------------------------------------------------------
予防注射について
第五条第三項「犬の所有者は、前項の注射済票をその犬に着けておかなければならない。」
------------------------------------------------------------------------
狂犬病予防注射済票(通称:済票=ずみひょう)の装着も義務になっています。
※犬によっては持病や年齢などの理由で予防注射が危険な事があります。この場合、「注射しなくていいよね?」と自治体に質問して建前の強度試験をするのは気の毒なのでやめましょう。獣医師の意見を参考にしましょう。


------------------------------------------------------------------------
罰則について
第二十七条「次の各号の一に該当する者は、二十万円以下の罰金に処する。 」
第二十七条第一号「第四条の規定に違反して犬(第二条第二項の規定により準用した場合における動物を含む。以下この条において同じ。)の登録の申請をせず、鑑札を犬に着けず、又は届出をしなかつた者」
第二十七条第二号「第五条の規定に違反して犬に予防注射を受けさせず、又は注射済票を着けなかつた者」
------------------------------------------------------------------------
鑑札と済票を装着していない場合、最大20万円の罰金となる可能性があります。



【万が一の逸走時】
「うちの犬は逃げないから」「室内犬だし」というセリフをしばしば耳にしますが、犬は大きな音に驚いたり思わぬ事でどこかに行ってしまう事があります。
夏の週末に花火大会があると、週明け月曜日の保健所は捕獲された犬が急増します。これは花火の音に驚いてうっかり行方不明になるケースが多発するからです。
あまり無いとは思いますが、子供がいたずらでリードから外してしまう、など想定外の事もあるかもしれません。
悲劇のうちの多くが「まさかそんなことが」という事態である事を忘れてはなりません。

何らかの理由で意図せず飼い犬が居なくなってしまい、保健所や動物愛護センターに捕獲された場合、コレコレこのような特徴の犬を捕獲した、と公示(全ての人が見たものとみなされる役所からの文字だけのお知らせ・市役所前や公民館のような施設の掲示板に貼られる・全く目立たない)を2日間行う事が法令で定められています。
言い方を変えますと、たったの2日だけです。公示をした(全ての人が見た)けども所有者が現れなかった場合は、所有者不明として最短3日程度で致死処分となります。
※一部が譲渡に回りますが、大半が致死処分されると考えて良いと思います。
※処分する日が週に1回など決まっている場合は、タイミングによって致死処分までの日数が変わります。

ここで鑑札と済票が強烈なご威光を発揮します。
捕獲した犬に鑑札や済票が装着されていた場合、絶対に野良犬では無いという事になります。
さらに、打刻されている数字や記号は一頭ずつ固有のものであり、所有者のデータと共に市役所に登録されているので、調べればすぐに所有者が分かります。
つまり、鑑札や済票が付いているということは、事実上「所有者が分かっている犬」という扱いになるのです。
すると、保健所や動物愛護センターは致死処分などとんでもない事になり、むしろ預かっている間に何か事故でも起きたら責任問題という扱いになります。
相当に語弊があるのは承知の上で言うなれば「VIP扱い」です。
(念のため、犬は係留の義務=つないでおかねばならない、があるので、逃げてしまった時点でそもそも所有者の過失です。)
運悪く病気や仕事で身動きが取れず、捜索活動が遅れてしまうなどあるかもしれませんが、少なくとも致死処分されてしまう危険は回避できる可能性が非常に高くなります



【しかし付けづらい】
登録はしたけどどうにもチャラチャラと邪魔で、、小型犬だし、、という人は多いと思います。
最近は色々な形状が存在するようですが、犬に邪魔にならない装着法の一例として私が加工したものの画像と方法を掲載します。


2016年5月27日犬鑑札01

2016年5月27日犬鑑札02

こんな感じです。
鑑札の長軸が首輪と平行になるように頑丈な糸で縫い付けて完成です。


【具体的な作業】
・私の居住する自治体の鑑札は穴が1個しか開いていなかったので、電動ドリルで反対側にも1個増設(赤矢印のところ)。
・単に穴を開けただけだと穴のフチが鋭い状態なので、たけのこ状のステップドリルでフチも軽く削る(細いヤスリでヤスっても良い)。
・鑑札自体のフチも鋭い状態だったのでサラッとヤスる。
・首輪に頑丈な糸で縫い付ける。
・たまにはぐらつきなどを確認する。
以上です。
穴増設の際に「◯◯県」の真ん中の文字が1つ消滅しましたが、その上に大きめに市の名前が印字されているので問題無しと判断しました。
済票は大抵長方形で穴が2つあるので、同様に縫い付ければ完成です。
ドリルで穴開けのハードルが高い方は、大きめのホームセンターなど、加工してくれるところを探してみましょう。


この首輪を纏っているのは、保健所に持ち込まれる直前に引き取った世界一かわいい(当人比)シーズーです。






Amazonでさがす。
楽天市場でさがす。
Yahoo!ショッピングでさがす。
サウンドハウスでさがす。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

uskd

Author:uskd
こんにちは。理系の技術屋です。
記事のお題がバラバラですので、右下のカテゴリを使って下さいませ。
左上の記事一覧をクリックすると時系列で一覧表示になります。
楽器と電子部品はどちらにするか迷ったものもいくつか御座います。
※一部の記事がグーグル上では存在しないことにされております(ツボを突いたものと認識)。

最新記事