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塩化亜鉛含有リステリン調査

(歌手の方からの調査依頼)


【塩化亜鉛とうがい】
かつてアストリンゴゾールといううがい薬が「声の仕事」の方々の圧倒的な支持を受けておりましたが、残念ながら何年か前に製造中止となりました。
リステリンの一部商品にもアストリンゴゾールの主成分である塩化亜鉛が含有されているという事で、濃度はどうなのか、というところです。
なお、リステリンは喉のうがい用ではないと思いますので、そこは要注意です。
口腔を洗浄するものですので、喉に付着することは前提になっているとは思います。



【濃度】
国内製品については濃度の表示を発見できませんでした。
外国パッケージでは0.09%と明記されています。
歯の関連で適用する場合は、0.09%にて歯石を抑制する作用がありますので、恐らくは国内製品も0.09%であろうと推測します。
アストリンゴゾールでは濃度が1%、薄めて使うものなので概ね10倍程度に希釈した濃度に相当します。
参考:
Anticalculus efficacy of an antiseptic mouthrinse containing zinc chloride.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11194406
なお、喉に適用する場合は収れん剤となり、炎症などを抑制します。原因を問わずにひとまず炎症を抑制しかねませんので、仕事などのためにとにかくなんとかしたい、という時に使うもののように思えます。



【外国パッケージ】
2017年3月1日リステリン01

↓↓↓↓↓拡大↓↓↓↓↓

2017年3月1日リステリン02

赤丸の部分が塩化亜鉛です。
トータルケア、トータルケアゼロ、の2種はフッ素を含まない同等品が日本国内でも販売されています。



【フッ素含有製品】
フッ素を含有するのは外国パッケージのみのようです。

こちらはフッ素配合製品です。虫歯予防にはこちらが向いているのかもしれません。



【普通に試してみました】
喉に異変はないので口腔洗浄剤として自分でも試してみて思った事は、
「歯垢を抑制する力が凄まじい」
です。明らかに虫歯については良い影響であると考えます。
ここで少々気になるのが、歯周病の原因菌についてはどうなのだろうかと。
歯については全く分からない。という状況で調べてみると、

・虫歯菌=Streptococcus mutans:グラム陽性
・最強の歯周病菌(他にいくつか有り)=Porphyromonas gingivalis :グラム陰性

リステリンの抗菌スペクトル(どの菌に対してどの程度効くか)がどのようにになっているのか不明ですが、片方に効くものは他方に効くとは言えない状況です。
これについては更に調べてみることにします(歯医者さん教えてください)。

恐れているのは、
===============
仮に、磨き残しが有り本来であれば歯肉炎として自覚できる状況になっているものでも、リステリンの抗炎症作用によりそれが自覚できなくなる危険性。
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これです。








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