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エフェクターに4558という刷込みから抜け出ましょう

(楽器用エフェクター)


【刷り込みと表現した理由】
あまり電子部品に詳しくないけどもオペアンプの交換くらいはやってみよう、という人の場合、圧倒的な確率で4558が選択されます。
特にJRCの古い艶有り4558の人気は凄まじいものがあります。
往年の機材を再現する為、などであれば、同じパーツで揃えたいという気持ちは充分過ぎるほど理解できますので、ある程度の出費が伴っても艶有りJRC4558を載せる意義があると思います。
特にそういった事情が無い場合、4558とあまり変わらない4559や、その他膨大な種類の選択肢が存在します。
ところが、4558に比して4559の人気はガクッと落ちます。4559は改良版と言ってもオシロスコープなどで確認すると、実はほとんど変わっていない、というメーカーもあります。少々変化する場合でもブラインドテストで判断が付く人はあまりいない程度の場合が多いと思います。
4558→4559への改良とは、用途によってはそれが大きく影響することもあるのだろうと思いますが、エフェクター用として使用した場合には「改良した!!」というほど出音に影響がありません。
そして、違いが聞き取れる場合、むしろ4559の方が好み、という人もいるはずです。
つまり、純粋に音だけで選ぶ場合、4559も4558に劣らぬ人気になって然るべしなのです。
この状況=他のものは試さずに4558を選んでしまう、を「刷り込み」と表現しました。



【巡りあう可能性の問題】
NJM2732
NJM2737
NJM2119
NJM2749
NJM2749A
NJM2137
NJM2717
NJM2742
NJM2043
NJM2068
NJM2100
NJM2114
NJM2122
NJM4556A
NJM4559
NJM4560
NJM4562
NJM4565
NJM4580
NJM5532
NJM12904
NJM022
NJM022B
NJM062
NJM2132
NJM2904
NJM2115
NJM3414A
NJM072
NJM072B
NJM082
NJM082B
NJM2082
NJM2162
NJM353
NJM2147
NJM1458
NJM3404A

これらは新日本無線製、2回路入、DIP8があるもの、の現行品です。
メーカーは他にもたくさんありますので相当な種類が存在することになります。
そのうちどれくらいの「音」をご存知でしょうか。
これは地道に試してみるしか無いので、とてもではありませんが全て網羅は無理です。
しかし、手に入りやすいものだけでも試してみる価値は大いにあると思います。
ネット上のインプレッションなども多少は参考になりそうです。



【全く違う型式で似ている音もある】
4558ファミリーの中でも一際変わった音がするのが、TL4558Pです。歪み系に乗せると明らかに荒々しくなります。
なので、ブログ主はTL4558Pが大好きでは有りますが、高い、、、
しかし、4558とは名前も回路も全く異なるオペアンプながら、TL4558Pと同じ方向性の音がするものを2種類探知しています(教えてもらいました)。
1つはまるで岩山のような荒々しい音していながらも、オーディオ用に使うと艶がありなんとも良い音がします。
他方は、初の音出しの際に、良い意味で「ナンジャト!?」と思いましたが、TL4558Pの中域を強調して全体的に乾いたような音です。
こういったものは、アレコレ試していかないと見出すことができません。



【パッケージによる音の違い】
オペアンプのパッケージはSOP、DIP、ハーメチックシールDIP(セラミックケース)、セラミックDIP、缶などがあります。
不思議な事に、全く同じチップを使っているはずなのに、樹脂DIP・ハーメチックシールDIP・缶、で明らかに音が違うのです。
以前に、パッケージにより音が違うという意見をお持ちのICを開発するプロ技術者の方に意見を伺ったところ、
「内部でチップがそれぞれ樹脂、ガラス質のもの(?)その他に挟まれており、缶では内部で開放されている。これにより、電子の流れに僅かな差が発生し、音質の差となっている可能性はある。」とのことでした。
缶の場合は放熱に関して有利という違いもあります。
なお、ハーメチックシールDIPは若干きらびやかな音でハズレがない、缶は中域が分厚いミッドリッチな音になる傾向にあるような気がします。
※ハーメチックシールDIPも慣例的に「セラミックパッケージ」とされる事が多いです。

4558だけに選択肢を絞っている場合、特に缶は極僅かに販売されている非常に高価なものしか試せません。
一方、例えば1458(741を1つのチップに2個載せたもの)、1558(1458の上位互換)なども選択肢に含めると、缶の選択肢は一気に、かつ4558よりだいぶ割安で広がります。
741の場合はシングル→デュアル変換基板を使うとデュアルとして使用可能で、その際のメリットはクロストーク(デュアルオペアンプでは同じチップ上に存在する2つの回路が互いに干渉する)が無い、というものになります。
樹脂DIP以外の独特の音を試さないのは非常に勿体ないように思います。



【まとめ】
新しい世界へ旅立ちましょう。




2017年2月1日op01






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