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Unlucky Morpheusの新譜はまたしても不良品

(Black Pentagram)
(良楽曲がもったいない)
(ギャラ要らないのでやらせてほしい)


「ご本人たちのお耳に届けばいいなあ、、という思いから、敢えてスパイシーなタイトルにしました。」と、前回の記事に書きました。
本記事においても同じことを繰り返しますが、楽曲は素晴らしいのに大変残念です。
ここ最近の音源と同様にマスタリングにおけるミスをしています。


【マスタリングのミス】
・音が大きすぎ、絶対的上限値のゼロを超過しています。
これにより、ミチミチ、、、のような異音に繋がります。
・音圧が大きすぎる。
音圧を上げると迫力は出ます。同じボリュームでも大きな音に聞こえます。しかし音のダイナミクス(強弱のようなニュアンス)は失われ、大きな音でノッペリしてしまうのです。
リスナーが聴く際には音が大きいと思えばボリュームを下げますので、音圧を上げすぎて大きな音に聴こえる分下げてしまい、結果残るのはダイナミクスが失われたノッペリサウンドだけ、となる場合が多いです。
テレビCMなどを意識した音源では目立つように音圧を上げ気味にする事がありますが、Unlucky Morpheusさんの今作のアルバムもそれどころではない事になってしまっています。
楽曲に奥行きが感じられないことも分かりますでしょうか。
まるですぐ目の前の平面から全てのパートのサウンドが出てきているような作りになってしまっています。
こういった音は聴いていると疲れる事に繋がりがちです。



【実データ採取】
一曲目の『Black Pentagram』にて計測した実データを見てみましょう。

2017年1月31日unkimoblackp01

これはメーターによる瞬間的な状況です。概ねこの状態で曲が続きます。
Peak : over → overでは音が割れる(クリップ)します。赤文字で「over」と表示されているのはマズイ状態であるが故です。
RMS : -5.2/-5.5 → 大きすぎます。
Dynamic : 4.5 → 幅が小さすぎます=音のダイナミクスが小さい、つまりノッペリということです。


2017年1月31日unkimoblackp02

一曲通しでのデータです。
RMS Integrated:平均RMS、曲を通しての平均したRMS(音圧の目安)
RMS Momentary Max:瞬間最大RMS
Max Peak:音の大きさの最大値
Max TruePeak:デジタル処理では見落としてしまう真の最大音量

・RMSは大きくてもせいぜいマイナス8が限度ですが、平均マイナス5.9、瞬間最大マイナス4.3とあまりにも大きすぎます。これはダイナミクスが失われる事に繋がります。
・ピークは0を超えてはいけません。超えると音に問題が出ます。ところが、0.5、0.6と限界を超えています。



【原因】
原因はリミッター・マキシマイザーでつまみを上げすぎてしまった事です。
言い方を変えますと、つまみを下げるだけで簡単に回避することができる問題なのです。



【まとめ】
この手の問題は修正が困難です。
メンバーの方、是非とも次回作は改善して頂けると幸いでございます。



【余計なお世話の推奨リミッター・マキシマイザー】
FLUX - Elixir
FLUX - Pure Limiter
A.O.M. - Invisible Limiter G2
KUASSA - KRATOS 2 MAXIMIZER



【その他】
何らかの事情によりマスタリングしている方に注文がしづらいのかな、、、とも感じます。
いずれにしても応援しておりますよ〜。






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