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ノンシリコンシャンプーの存在意義



【ノンシリコンシャンプーとは】
シャンプーなどには「ジメチコン」「シクロメチコン」などの形でシリコンが添加されています。
近年、これを「体に悪い」とする噂が流行し「それに対応するシャンプー」などが販売されています。
ここでは分かりやすく「ジメチコン」で分析してみます。


【シリコンが体に悪いという説】
様々な話を耳にします。主なものは、
・毛穴に詰まってしまう。
・頭皮に染み込んで蓄積され、それが勝手に滲み出すことにより髪がベタベタする。
・髪の毛のキューティクルが傷む。
・頭髪が禿げていってしまう。
などなど。


【ジメチコン】
2016年11月6日silic01
出典:信越化学工業株式会社

・構造
上図のように、Si=シリコン=ケイ素と水素、炭素の化合物です。
[n] の部分は数が多いと長い、数が少ないと短い鎖状という意味です。
具体的にはn=0〜2000超程度になるようです。

2016年11月6日silic02
・医療での応用
ジメチコン主成分の飲み薬が存在します。
販売名:ガスコン錠40mg、ガスコン錠80mg、ガスコン散10%、ガスコンドロップ内容液2%
一般的名称:ジメチコン製剤
製造者:キッセイ薬品
販売開始年月:1965年6月(上記の内初発製品)
効能効果:胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善など。
副作用発現率:0.63%(軟便、胃部不快感、下痢、腹痛など)
※ブログ主コメント:ジメチコンは表面張力を下げることで消泡作用がありますので、そういった機械的作用による副作用と推測。

・製品安全データシート(出典:信越科学工業株式会社製、ジメチルポリシロキサン)
<有害性情報>
皮膚腐食性:なし
皮膚刺激性:皮膚貼付試験(24時間開放式) :陰性
感作製:感作性に関する証拠なし
急性毒性(LD50):経口LD50:5000mg以上/kg(ラット)[ジメチルポリシロキサンにより推定]
急性毒性(LC50):該当せず
亜急性毒性:亜急性毒性に関する証拠なし(ラット, マウス)
慢性毒性:重大な影響は観察されていない
がん原性:動物実験で発癌性に関する証拠なし
変異原性:変異原性に関する証拠なし
生殖毒性:データなし
催奇形性:催奇形性に関する明らかな情報なし[推定]
その他:空気雰囲気下において150℃以上で加熱した場合、微量のホルムアルデヒドを徐々に生成いたします。
※ブログ主コメント:LD50とは「Lethal Dose 50%」=「半数致死率」です。ラットでの実験結果では体重50kgの時250000mg = 250g摂取すると半数が死亡します。ガスコン40mg換算で6250錠摂取に当たります。


【ジメチコンは「有害」なのか】
上で示した通り、そもそも飲み薬としても存在しますので、仮に微量が体の内部に入ったとしてもほぼ無害というデータがあります。
初発品の登場は1965年と充分に古く、現在までに想定外の重大な副作用も発生していない事になります。
動植物の油脂には難溶性であり、「皮膚に染み込む」という状況は非常に考えづらいです。
極々微量であれば、皮膚に染み込む可能性も否定はできませんが、それはその他多くの物質に関して同じ事が言えます。
また、毛穴については中に入り込む事は充分考えられます。
しかし、毛穴の中では常に新陳代謝が進んでおり、下から上(奥から外)へ髪の毛と老廃物の排出が進んでいます。
そこに微量のジメチコンが入り込んでも、恐らくは皮脂の分泌の方が圧倒的に量が多く、共に排出されるでしょう。
仮に詰まってしまうのであれば、毛穴から皮脂は分泌されずに毛のう炎のように腫れてしまうのではないでしょうか。
さらに、生理的に不活性な物質ですので、常識レベルにすすぐことで、これによって頭髪が禿げてしまう事は有りえません。
キューティクルについては完全に憶測ながら、むしろ、シリコンを使ってさらっとしている状態でクシを使うことにより、引っかかることによる髪の毛へのダメージ・抜け毛防止の効果が大きいように思います。


【結論】
ブログ主は、シャンプーにシリコンが添加されていても何ら問題はないと判断します。






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